やりたかった磁気に特化した専門のメーカーを発見！

大学のゼミでは電気飛行機など、次世代モーターを研究していたのですが、特に磁気を勉強する中で俄然興味を抱きました。磁気を活用し、面白いことができそうな企業という軸で探していたところ、ナント地元（長野・伊那）に専門特化しているメーカーを見つけました。回路設計やソフト設計はもちろん、コイルを使った独自開発の磁気検出素子がコア技術という、ユニークなモノづくりをしていたのがMACOMEでした。

さっそく応募し面接と工場見学をさせてもらいました。みなさん笑顔で仕事に取り組まれ、専門の知識を持たれた方もたくさんおられました。自分のアイディアをすぐにカタチにできそうな、自由な雰囲気が感じられ、開発に力を入れている魅力的な会社だと思いました。

ゼミの先生に相談したところ、「メーカーを見るんだったらそのコア技術を説明していただき、勉強してきなさい」と言われました。それで、2回目の見学というか説明をお願いしたところ快諾。MACOMEの特許技術「可飽和コイル」についてエンジニアの方に根掘り葉掘りお伺いしました。そこで可能な範囲ですべて教えていただき、ますます面白さを感じて入社を決めました。

達人級の技術者に近づきたい！

今は、オリジナルの製品開発にも携わっています。最近は電子部品がいろいろ進歩しているので、新しいデバイスを使ってより高度な開発にトライし、日本はもちろん、世界に無いものをつくり上げたい、という想いは常にあります。MACOMEでは、アイデアを出せばすぐ実行できるという、理解もスピード感もあり、技術者としては非常に恵まれた環境です。
担当製品は専門特化していたりもするのですが、基礎となる技術がいろいろあるのでより深く専門的な勉強をして、他に応用展開できればいいかな、と考えています。

MACOMEには、すごいエンジニアがいます。マイコン（マイクロコントローラ／制御用IC）のプログラミングの達人で、消費電力やサイズや費用など限られた条件下、信じられないような多彩な性能を発揮できるよう構成しています。そのためには、製品や用途を熟知している必要があり、ハード、ソフトを問わず知識も半端ありません。他の社員もみんな思っている気がしますが、神業（かみわざ）です。師匠というのもおこがましいですが、少しでも近づきたい存在ですし、技術を引き継いでいきたいという強い気持ちがあります。
磁気は奥が深いです。突出した技術者に学び、未知の可能性をMACOMEで追求していきたいと思います。