MACOME PEOPLE INTERVIEW
学んだことを活かすのは
自分次第!
数学は就職に
役立たない、と
思っていたのに…
N. Sさん
東京営業所 開発部/基礎研究及び技術開発
2018年入社/システム理工学部数理科学科卒
数学で培った集中力で、自分で考える仕事がしたい!
大学では数学を専攻していたのですが、就職にあたり仕事に直接つながるような学問ではありません。なので、自分で考えながらやれることがいいし、モノを売る側よりつくる側がいいかと思い、地元・長野で開催された就職説明会で製造業に絞って求職。大手企業でも話を聞いたのですが、何か仕事が型にはまっている感じでがして、自分には合わないなぁと思いました。メーカーは、工学部出身者を募集していることが多いのですが、MACOMEは理工学部出身者も募集していて、何か面白そうな予感があり応募しました。
見学に行ってみると、社員さんが自らモノづくりしている感じがすごく良かったし、自由な雰囲気にピンとくるものがありました。入社後は磁気の知識が無いので、最初は本社の各製造部を回って製品や技術や製造法を学びました。開発部採用だったのですが、MACOMEの開発拠点は東京支部なので、2年間は開発修行で入社半年後から東京配属になりました。
その後、コロナ禍で継続的な研修が難しかったという事情もありましたが、自分から希望し今も東京支部所属です。現場で指導を受けていた先輩からの教えも、キリ良く完了というような類でも無く、いくらでも学ばせていただくことがあり、何より東京での仕事が面白くなってきていたからです。
部品選定も、
サイズやコストなど試算が大事
優れた指導者の下で開発に励む中、
数学的な理解が役立つ!?
指導担当の先輩技術者からは、感心するくらい次々にアイデアが出てきます。しかも、それを具現化していくところがスゴイ。私自身は、イチから自分で開発して、というところにはまだ至っていないものの、「だいたいこんな形状で、こんな要望があるからカタチにしてみて!」と指示され、モノづくりできるようになってきました。
特注品の開発が中心ですが、やはりお客様の声が大切だと感じています。不慣れだし得意ではないのですが、どういうものを求めておられるのか、直接、確認したいこともあるし、現場にはできるだけ営業に同行するようにしています。
MACOMEには「可飽和コイル」という独自コア技術があり、様々な製品に搭載されています。お客様へわかりやすく説明することが求められますが、私なりにその原理や特性を理解するにあたり、理論立てて考えることができるのは、数学的な素地が役立っている気がします。
開発も、プログラミングも、
計算もMy PCで !
数学的アプローチで、
私らしく開発!
技術系は進歩が速く、流行もあります。最新の技術資料なども読んでおかないと、お客様の話にもついていけなくなるので、専門誌は手に取って読むようにしています。技術者としては当たり前、といった不文律も感じます。
MACOMEでは、それぞれ独立して仕事している感じで、特に開発部では各人が持っている案件を自分で管理し、黙々と取り組んでいます。ただ、技術的な共通項も多いので、わからないことがあれば教え合うし、話し出せばワイワイと、先輩後輩関係無く議論しています。
会社としては残業指示も無く有給もとりやすいのですが、作業は自分でコントロールできるし、夕方以降の方がはかどるので、ハッと気付くとビルのシャッターが閉まる時刻が迫っていることもよくあります(笑)。
MACOME製品をお客様製品に組み込む場合は、正常に動作させるためプログラミングしたり、電子・電気系の知識も必要です。自分がやるべき仕事は提示されますが、そのアプローチ方法までは制限されないので、私は数学的な視点から見て何とかできないかな、と考えてみたりしています。
数学を学んでいた頃は、学問を何に使うか、ということはよくわからないまま、ただ好きでのめりこんでいました。ただ、開発の仕事を始めてからは、センサーとか通信技術には数学的な話題も多いし、世の中こういうところで数学が使われているよ、というようなことが言えたり、実践的に示したりできるようになってきた気がします。これからも数学的な発想を活かし、製品開発や磁気技術の理解に役立てたいものです。
頭の中で考えるだけでは、
開発はできません!
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開発能をリフレッシュさせるには、ハーフマラソンが一番!
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- 皇居ラン、サイコー!
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