会社沿革
磁気応用機器づくりに尽力しながら
時代の変化とニーズに対応し続ける
1971年、マコメ研究所は東京・新蒲田での創業当時から磁気センサーおよび磁気スケールなど磁気応用機器の開発・製造に注力しながら、お客様のニーズや問題解決を行う製品づくりを行ってきました。現在では、FAをはじめ土木、建設、地殻調査、ロボットなど、様々なビジネスの現場でMACOMEブランドの製品が活躍しています。
創業半世紀も間近となり、それに続く未来においても、時代時代の技術革新とともに、常に新しく、独自の発想を持った、価値のあるモノづくりを行ってまいります。
1968年8月 | マコメ研究所創業者の植村三良が、ソニー研究部を経てソニーマグネスケール社を設立。
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1971年9月 | 将来の国内FA産業界に貢献できる有益な知識とアイデアを持っていた植村は、もっと自由かつ迅速に製品化させるため、独立会社の経営を決断※1。ソニーマグネスケール社を退社。
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1971年10月 | 資本金100万円で東京・新蒲田に株式会社マコメ研究所※3を設立。社員は、植村三良とソニーマグネスケール時代の部下であるエンジニア岩本宗夫とたった2人であった。マコメスケール特許出願、センサー、スイッチの開発製品化
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1971年12月 | スイッチ「SW-110」を石川島播磨重工業(現・株式会社IHI)にサンプル納品
第1回 植村シンポジウム※4 開催。植村を慕うソニーとソニーマグネスケール時代の元部下から、両社所属中に取得した特許をまとめた、国内1冊分、海外1冊分の本を手渡され、マコメ研究所の創業を激励されたという
計電産業から磁気カード式ロックの製作を打診され、長年温めてきたアイデアである磁気照合器「EK-105」を開発。磁気カード1,000枚とともに、東京・銀座のクラブ「ZEN」で採用となった
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1972年3月 | 石川島播磨重工業で十分なテストを受け合格。その後、同社からSW-100を500個、「WH-101」を120個ほどのシステム品を受注 |
1972年11月 | マコメ電子ドアロックシステム「EK」シリーズを発表。当時、同等のシステムが約30〜50万円と高価だったが、EKシリーズは数分の1の価格で製品化
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1973年 | 消費電力が大きく、温度特性が悪かったマグネセンサーの「可飽和コイル」部分を岩本宗夫が大幅改良。生産性とともに消費電力を抑え、温度特性も高めた |
1973年2月 | 磁気スケール、磁気ドラム、シグナルカップラーを開発・製品化 |
1973年3月 | 東京・晴海で開催された物流機器展にSW-100、「SW-110」、WH-110、センサー「FS-200」、電子キー「EK-110」などを展示。会社設立後、はじめて製品カタログを制作
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1973年6月 | 本社を東京都大田区鵜の木2-37-5に移転 |
1974年 | 1971年に特許出願したスケール構造を基にし、「マコメスケール」を開発。マコメスケールがヒットし、売り上げ増に結実。設立後、初の黒字決算となる |
1978年7月 | 磁気カード照合器の販売会社としてマコメ販売を設立
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1979年 | 3mmφ用センサーを開発
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1980年 | オリエンテーションセンサーを開発・製品化。同製品が大幅な売り上げ増に貢献
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1980年8月 | 長野県上伊那郡に伊那工場を設立し、オリエンテーションセンサーをはじめ製品の量産体制が整う。同年の売上高は4億5,000万円を達成 |
1981年2月 | 伊那工場増設 |
1985年2月 | リアルタイムディテクター「SID-410」を開発
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1985年10月 | 伊那工場増設 |
1986年3月 | 産業用サーボ傾斜計を開発
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1986年5月 | 創業15周年を機に本社を東京都大田区西蒲田7丁目32-6に移転 |
1986年7月 | MCスケール「SIS-210」を開発。増資し、資本金3,000万円となる
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1987年 | スリーブセンサーを開発
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1988年6月 | 大阪営業所開設 |
1989年10月 | 長野県上伊那郡に南原工場を設立 |
1990年2月 | 増資し、資本金が3,600万円になる |
1991年10月 | 自動搬送車(AGV)向けガイドセンサー「GS-2744」を開発。
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1992年7月 | 名古屋営業所開設 |
1996年9月 | 広島営業所開設 |
1998年1月 | 長野県上伊那郡に新社屋建設 |
1998年4月 | 本社を長野県上伊那郡箕輪町10800番地11に移転
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2001年9月 | 地殻変動測定用精密傾斜計「CA-3917」を開発 |
2001年10月 | 大電流用電流センサー「FS-3927」を開発 |
2004年3月 | エコアクションながの認定 |
2004年4月 | 地磁気測定用観測室完成
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2005年4月 | 増資し、資本金5,400万円となる |
2006年10月 | 伊那工場を増設 |
2007年4月 | 九州出張所開設(広島営業所管轄) |
2013年1月 | 東北出張所開設(東京営業所管轄) |
2015年7月 | 大阪営業所を移転 |
2019年2月 | 長野県上伊那郡に技術棟建設 |
2021年10月 | 創業50周年 |
※1 植村が、ソニー本社ならびソニーマグネスケール社で発明した特許、考案、さらにまだ形になっていないアイデアを今後、自由に使っていいと両社から了承された
※2 会社創立直前、植村は石川島播磨重工業からカートトラック用エスコートメモリーの開発依頼を受け、そのニーズに応えたのが、「MACO-100」である
※3 マコメとは、「Machine Control & Measurement 」の頭文字をとったもので、FAやFMSに欠かせない高精度位置決めや、サーボコントロール用センサーを世に送り出したいという創業者の願いが込められている
※4 かつて、ソニーやソニーマグネスケール社で植村の部下だったメンバーが、植村が独立後も彼を慕う同志が開いてくれた交流会